メンバー

メンバー

三重大学 フューチャー・アース学研究室(生物資源学研究科)のメンバーをご紹介します。

ゼミ生は3年生から毎年3〜4名程度入っており、大学院(博士前期課程)にも1〜2名の進学があります。飯島教授・阿部研究員と一緒に野外巡検やフィールドワーク、研究室内でのデータ解析などに取り組んでいます。

飯島  慈裕

教授

飯島 慈裕

研究テーマ

専門は自然地理学(気候学)、永久凍土科学。東シベリア・モンゴルを中心に、永久凍土地域の環境変化と人々の関わりについて、国内外の分野横断型の調査・研究を行っています。

JFL東京ガス時代からのFC東京ファンです。

所属学会

日本地理学会、日本気象学会、日本農業気象学会、東京地学協会、地球惑星科学連合、日本リモートセンシング学会、日本雪氷学会、日本シベリア学会、日本水文水資源学会、American Geophysical Union

業績サイト

https://researchmap.jp/yshriijima

大学の教員紹介

https://kyoin.mie-u.ac.jp/profile/3082.html

阿部 隆博

研究員

阿部 隆博 博士(理学)

研究テーマ

私の専門は、宇宙測地学・地球物理学です。特に、人工衛星に搭載されている合成開口レーダー(SAR)のデータを使って、地表面の動きを調べています。

最近では、東シベリアにおける永久凍土の融解に関する地表面の沈下を、干渉SARという手法を用いて計測しています。永久凍土は地下に存在するため、直接その動態を把握することが困難です。私は、この凍土の凍結・融解に伴う地表面変位を干渉SARで面的に調べることで、その定量化とメカニズム解明に挑戦しています。

所属学会

日本地球惑星科学連合、日本測地学会、日本雪氷学会、日本リモートセンシング学会、American Geophysical Union,International Glaciological Society, European Geosciences Union

業績サイト

https://researchmap.jp/306a5017

大学院生(3名)


大森 直登(M2)

研究テーマ

永久凍土が広範囲に分布する東シベリアを対象に研究を行っています。東シベリアでは、温暖化の影響に伴い、永久凍土融解による地形変化(地盤沈下)や植生の枯死・水域の拡大が確認されています。このような環境変化をリモートセンシングの手法の1つである衛星データ解析や地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を用いて検出しています。

伊藤 稜悟(M2)

研究テーマ

私の卒論の研究テーマは「モンゴルにおけるALOS/PALSARを用いた積雪深の推定」です。ALOSに搭載されているPALSARと呼ばれる合成開口レーダを用いて地表面を観測し、積雪状態と非積雪状態の後方散乱強度の差分を求めました。差分の値が積雪深とどのような関係があるかを考察しました。 現在、修論では対象地域を北海道として雪の状態(水分量、密度、温度など)が後方散乱強度を用いての、積雪深の推定にどのような影響を与えるか研究を行っています。

神谷 賢治(M1)

研究テーマ

卒業論文では、経ケ峰山麓の人工林化した耕作放棄地の変遷について研究をし、耕作放棄地の経年変化とその地形的特徴について考察しました。修士論文ではそのような山間の耕作放棄地の災害リスクを考えて防災に役立てることを目的として、放棄された土地と現在も利用されている土地の地形変化の比較や、土地利用の変化による災害リスクについて地理情報システムや現地調査も交えて解析しています。

学部生(4年生 4名)


01
研究テーマ

私の研究テーマは、土砂崩れにおける土地と降水の関係性についてです。昨年発生した熱海の土砂災害の被害から、今後の災害防止のためにも土地や降水について詳しく解析する必要があると考えました。そこで、アメダスの降水データから、土砂災害発生時の雨の降り方の特徴を解析し、土地とどのような関係性が見られるのかを研究していきたいと思います。具体的には紀伊半島の夏季の大雨における土砂災害を調べていく予定です。

02
研究テーマ

環境問題、リモートセンシングに興味があったため、フィールドワークを中心に環境問題に取り組むFE研を選択しました。卒業研究では地球温暖化にともない、被害が拡大しているアメリカ西部森林火災をテーマにしました。温暖化により森林の乾燥度が高まっておりその影響で森林火災による被害も大きくなっているとされています。衛星画像を用いて森林火災がどのような地域に広がっているかを解析したいと考えています。

03
研究テーマ

4年生になるまでに地形学、雪氷学、気象学などさまざまな分野を学んできましたが、卒論では1番自分に合っていると感じた地形学に関するテーマを選びました。 主な内容は、山崩れ・がけ崩れの斜面崩壊の中でも、土砂量が多く、規模の大きな深層崩壊についてです。日本にある山岳地帯から、深層崩壊が起こる可能性の高い長野県を対象にします。人工衛星に搭載されている合成開口レーダーのデータを用いて、垂直水平方向の移動の解析を進めていきます。

04
研究テーマ

私は出身が雪国ということもあり、人工衛星を用いた雪崩の危険予測について研究を進めていきたいと考えています。近年地球温暖化によって降雪量の増加や急激な気温の上昇が起きやすくなっており、雪崩発生の条件が整いやすくなっているのではないかと感じています。そこでリモートセンシングによる安全な場所からの危険予測で、より安全に雪山でのレジャーなどを楽しんでもらえるように貢献していきたいと思います。

学部生(3年生 4名)


01
入室の動機

私がフューチャー・アース学研究室に入室した動機は、2年前期に受講した地球環境リモートセンシングと2年後期に受講した地形学の講義が面白いと感じたからです。 地球環境リモートセンシングの講義では、人工衛星には様々な機能を持ったものが沢山ある事を知ると同時に、他にどのような機能を持つ人工衛星があるのか疑問を持ちました。また、地形学の講義では地理院地図を使って地図を作ってみるという課題が面白かったです。 この2つの講義で疑問に思った事や面白いと感じた事を、これからの研究室活動に活かしていきたいです。 これからよろしくお願いします。

02
入室の動機

私は環境問題に興味があり、飯島教授の授業を受講していて興味深いと感じたのでこの研究室を選びました。特にリモートセンシング技術を用いることで、遠く離れた場所や危険な場所でも観測できるという点が魅力的に感じました。これらの特徴を研究に活かすことが、近年問題となっている世界規模の異常気象だけでなく、私たちの生活を支える農業の衰退などといった幅広い分野の問題解決につながるのではないかと考えています。

03
入室の動機

大阪府出身です。実家は坂だらけの丘陵地でしたが、三重大の近くはほとんど坂がなくて初めて来たときは驚きました。 私は地理が好きで気象や環境問題に興味を持っていました。この研究室ではリモセンをはじめとした様々なツールを使って様々な地域の環境の変化を分析していると知って、自分にぴったりの研究室だと思い希望しました。観測機器を使ったフィールドワークが多いので、いろいろな場所に行って調査をするのが楽しみです。

04
入室の動機

私は、1年の頃からフューチャーアース研究室に1番興味を持っていました。名前からのイメージで地球環境問題について幅広く学べそうだったからです。その段階から大学の講義を受けているうちに、リモートセンシング技術の幅広い活用方法を知り、自分の目で見えない地球環境の状態を一目で分かるようになる点に魅力を感じました。 中でも地震関係、農業関係に興味を持っている自分にとって、それらに対するアプローチとしてセンシング技術を使えるようになることはとても面白いなと思いました。よろしくお願いします。

過去の研究室所属人数

2022年度 3年生4名、4年生4名 / 修士1年1名、修士2年2名
2021年度 3年生4名、4年生3名 / 修士1年2名
2020年度 3年生3名、4年生3名 / 修士2年1名
2019年度 3年生3名、4年生3名 / 修士1年1名
2018年度 3年生3名、4年生2名 / 学振外国人招聘研究者1名
2017年度 3年生2名
2017年度 研究室創設
研究活動
教育
メンバー
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